ワークスタイル

フリーランス4年目の振り返り。今思うこと

By 2023.1.18.1月 24th, 2023No Comments

こんにちは!
フリーランスデザイナー井上カツオ(@katsuologo)です。

2020年1月よりフリーランスのデザイナーとして活動しています。お客様、仕事仲間の皆さんのおかげで、無事にフリーランス4年目を迎えました!

この場でお礼申し上げます!いつも本当にありがとうございます!

思い返せばあっという間の3年間でした。この記事ではこの3年間の振り返りと4年目の目標について書いていきます。フリーランス1〜2年目の方やフリーランスを目指している方の参考になれば幸いです!

これまでの自分。かんたんな自己紹介

社会人3年目でパニック障害を発症し、夢と東京暮らしと諦めたボクは京都に移住し事務サラリーマンとして働いていました。そんな中、通勤せず自由に働いている「ノマドワーカー」の存在を知り、夢のデザイナーへの想いが再燃37歳で転職し、人生ではじめて「デザイナー」という肩書きを手に入れました。

フリーランスになる前の大まかな経歴はこんなかんじです。

開業のきっかけ

デザイナー歴2年で会社が倒産。まだまだキャリア不足と自覚しつつも、「今しかない」と思いフリーランスへの糸口を模索。もともと大好きだった「ロゴデザイン」を生業にフリーランスのデザイナーという新しいキャリアをスタートしました。

1年目の振り返り:どんな想いだったのか

そんなドタバタとはじまったフリーランス1年目。

右も左も分からず、ツライ経験も悔しい思いもたくさんしましたが、そんな時にでも奮い立たせてくれたのは妻と息子の存在です。

特に、嫌な顔せずに背中を押してくれた妻には、感謝しかありません!

ちなみに、コネも実績も無いボクは1年目にはこんなことをやっていました。

  • 自分のホームページをつくる
  • リスティング広告を出す
  • クラウドソーシングやスキルシェアサービスに片っ端から登録
  • SNS発信
  • サンプル用ロゴを毎日制作&出品
  • 制作実績を増やす
  • CRMの構築
  • 経理

ざっくりとした事業プランは、対面では無くオンラインに。下請けでは無く直請けのお仕事獲得にこだわっていました。

オンラインにこだわった理由は、コロナ禍パニック障害を抱えているため、なるべく電車移動の機会を減らすためです。
また、直請けのお仕事にこだわった理由は「実績として公開できる案件が多いから」です。実績のないボクは、まず実績づくりが急務でした。
まずはスキルシェアサービスで経験を重ねつつ、経験値とレビューが貯まっていってから料金を上げていく方針でした。
また、「自分が作れるもの」「作りたいもの」を作るのではなく、どんなロゴが人気なのか?から逆算して出品するように心がけました。

モノを売るなら買い手から探す」のが鉄則です!

そのような方針で、なんとか貯金を減らすこと無く1年目を終えることができました。

2年目の振り返り

フリーランス1年目はボクにとって、想像以上の結果を残すことができました!
しかしボク自身「1年目の成功はまぐれ」だと自覚していました。

  • スキルシェアサービスの成長期に乗っかれた
  • 今も続いている信頼できるお客様との出会いがあった

上記を理由に偶然うまくいきました。2年目には右肩上がりだった売り上げが急落する月もあり、何事もそんなにカンタンに行くわけないんだなと痛感しました。
そんな風吹けば飛ぶような心許なさを感じていた2年目のボクはというと、1年目に積み上げた地盤を崩さないように、慎重に土台づくりに専念していました。
と書けば聞こえは良いですが、振り返ると1年目の惰性で過していたと感じることも多く、反省点の多い2年目でした。

ちなみにフリーランスの友人に話しを聞くと、ボクと同じような2年目を経験される人が多くて驚きました。多くのフリーランスの方々も1年目は「攻めの姿勢」でも、2年目は「守りの姿勢」になってしまうのかもしれません。

3年目の振り返り

やりたいことは多いのに踏み切れない2年目のジレンマ。

そんな3年目を前にして「このままではダメだ!」と客観的に自分を見つめ直すためにキャリア相談を受けてみることに。
キャリアカウンセラーの方には「良くも悪くも一つのこと(ロゴデザイン)しかしてこなかったのではないですか?」と言われて、まったくその通りだと痛感しました。

まだ売上に常に不安を抱えていましたが、3年目は「とにかくやってみたかったことをやってみる」ことにしました。

3年目はこんなことをはじめました。

  • ブログ
  • 営業資料(オファー)を作成
  • SNS広告
  • コーディングの外注化
  • アシスタントへの外注化
  • ビジネスマッチングアプリ
  • デザイン関連イベント参加
  • デザイン関連アワードへの応募&入選

上記だけでなく、まだまだやりたいコトがありましたが、さすがに時間が足りずできませんでした。

いろいろ活動してみたことで、今までとは違う景色を見ることができたのは良い成果でしたが、何をするにも時間が足りない。やりたいことが仕事の時間を圧迫し、結果的には売上を落としてしまいました

4年目の目標

3年目は一人の限界を感じました。
それは多くの著書にも書いてあるし、1年目から分かっていたことなのですが、後回しにしていた課題です。「一人の限界」。

ボクには他人のチカラが必要でした。ということで、4年目のキーワードは「人との繋がり」に掲げました。

人(仲間)とのつながりを広げる

すべてを自分一人でやり遂げようとすると、重要な事に時間を割くことができなくなります。3年目の反省点から、自分の時間は最も価値ある時間に費やして、自分に足りない部分は仲間に補ってもらうべきだと痛感しました。仲間とはフリーランスだけでなく、企業様も副業の方もすべて引っくるめて、ベストパートナーを見つけることを4年目のミッションに掲げます。

人(顧客)とのつながりを太くする

デザインをする上で今まで大切にしてきたことは「顧客満足度」でした。どんなビジネスでも顧客満足度は重要な指標です。

ですが、自分が提供したいものは何か?価値あるデザインとは何か?を自分なりに考えてみると「顧客の利益に還元するデザイン」を提供することこそ、自分のやりたい事なのだと思い至りました。

顧客との関係を深めて「困りごとは何なのか?」の本質を捉えて解決へと導くことをミッションに掲げます。

まとめ。フリーランスとして生き残るために

ランサーズの『新・フリーランス実態調査 2021-2022年版』によると、コロナ禍の影響で2015年からフリーランス人口は2021年時点で640万人増加したと言われています。フリーランスの競争も日々激化しています。

ボクの1年目の成功はまぐれですが、試行錯誤を繰り返してなんとか4年目を迎えることができました。
まぐれで生き残ったボクが「生き残るために」なんておこがましいのですが、強いて言うなら「このままじゃダメだ」と試行錯誤を繰り返すことだと感じています。歩みを止めることはフリーランスの死を意味することだと2年目に痛感しました。

これからもより一層、出会いを大切にして成長していけるよう頑張ります

ではまたー!

Home » ワークスタイル » フリーランス4年目の振り返り。今思うこと